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【衆議院選挙】勢力図一変 どうなる?今後の青森県政界

2024年10月28日 19:40
【衆議院選挙】勢力図一変 どうなる?今後の青森県政界

全国で自民・公明の与党が惨敗し、過半数を割り込んだ今回の選挙。

県内の勢力図は比例復活なども含めると、自民が3、立憲が2となり大きく変わりました。

自民は新政権発足のご祝儀相場を狙いましたが、裏金問題への対応の甘さや非公認候補への活動費問題で逆風がさらに強まり、県内でも当事者の3区で厳しい審判が下りました。
1区と2区は議席を死守しましたが大きく票を落とし、今回は13市町村で野党側の後塵を拝しました。
支持が分かれた知事選から続く党内のわだかまりや活動不足が表面化し、組織が思うように機能せず体制の見直しを迫られます。

★自民党県連 滝沢求会長代理
「3区で議席を失ったことはたいへん慚愧に堪えない気持ちです」
「野党が議席を増やしたのは事実ですので、しっかりとその辺も含めて丁寧に私どもは対応していかなくてはいけない」

立憲は反自民の受け皿となり躍進、参議院も含めると青森・八戸・弘前が地元の国会議員が誕生、党勢拡大に弾みをつけしました。
ただ2区は調整不足で公認候補を立てられず票の分散を招きました。
今回は裏金の「敵失」で票を伸ばした側面も否めず、これから真価が問われます。

★立憲民主党県連 田名部匡代代表
「政治はやはり切磋琢磨して緊張感を持ってやっていくことが与党も良くしていくし、われわれ野党も政策に磨きをかけていくことにつながる」

与党の過半数割れで政局は流動化し、県政界は与党の足元がぐらつくなか野党側が勢いを増して来年夏の参議院選挙に向かいます。

最終更新日:2024年10月28日 19:40
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