「今後は全く未定」参院選まで5か月…立憲に“出馬辞退”の衝撃 再擁立は見通せず 山梨
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立憲民主党県連は14日、緊急の拡大常任幹事会を開き、夏の参院選・山梨選挙区への公認が内定していた甲府市議・藤原伸一郎氏の擁立を見送ることを正式に決めました。参院選まで5か月となる中、候補者選びは振り出しに戻り、再擁立に向けた見通しは立っていません。
立憲民主党県連が参院選・山梨選挙区への藤原氏の擁立を決めたのは1月7日のこと。わずか1か月で事態は大きく変わりました。
14日の拡大常任幹事会の終了後、会見した立民県連の小沢雅仁代表は「藤原氏から辞退をさせていただきたいと申し出があり、党本部に公認取り消しを申請することが了承された」と報告。「県民のみなさんに申し訳ない気持ちでいっぱい」などと釈明しました。
会見に同席した藤原氏も言葉少なに「一身上の都合で辞退することにしました」と説明。理由を問われると「体調面です」とだけ応じる一方、甲府市議は続けていく意向を示しました。
また、参院選に向けた今後の対応について、小沢代表は「お答えできる段階にない」と強調。その後の記者の質問にも「まったく未定」などと繰り返し、候補者擁立の方針を維持するのかについても回答を避けました。
参院選まで5か月となる中、県連関係者によりますと、「現時点で藤原氏に代わる有力な人材は見当たらない」と言い、候補者の再擁立にこぎつけられるかは全く見通せない状況です。
夏の参院選を巡っては、立民県連と同じ連合山梨を支持母体とする国民民主党県連が県内にゆかりのある40代の会社員男性と面談するなど擁立作業を進めています。
このほか自民党県連は3期目を目指す現職の森屋宏氏を擁立する方針です。