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公明代表 患者の負担に配慮した修正行う考え 「高額療養費制度」 見直しめぐり

2025年2月14日 14:43
公明代表 患者の負担に配慮した修正行う考え 「高額療養費制度」 見直しめぐり

医療費が高額になった患者の自己負担を軽くする「高額療養費制度」を患者の負担が増える方向で見直す動きをめぐり、公明党の斉藤代表は患者の負担に配慮した修正を行う考えを示しました。

「高額療養費制度」をめぐっては医療保険の財政面に配慮し、患者の自己負担額を増やそうとの政府の方針に対し、がん患者団体などから反対の声が上がっています。

こうした中、公明党の斉藤代表は長期的に治療を続ける患者を対象に負担を軽減する修正を行う考えを示しました。

公明党・斉藤代表「与党として修正案をまとめていきたいと、このように思います。しっかり患者団体のご意見を聞きながら修正をしていく」

修正案は、直近12か月以内に患者の負担が上限額に3回達すると4回目から負担を軽減する「多数回該当」という現在の制度を維持するものです。

斉藤代表は「自民党と修正する方向で合意していて妥当な内容だ」と述べました。

一方、立憲民主党などは与党の修正案では不十分で「高額療養費制度」の自己負担額の引き上げ自体を凍結すべきと主張しています。

立憲民主党は来週、負担引き上げを凍結する法案を国会に提出する方針です。

最終更新日:2025年2月14日 14:43