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「フライング解散」野党追及 石破首相は「誠心誠意」あす衆議院解散へ “裏金議員”公認の判断も焦点

2024年10月8日 18:42
「フライング解散」野党追及 石破首相は「誠心誠意」あす衆議院解散へ “裏金議員”公認の判断も焦点

 政界屈指のアイドル通としても知られる石破茂首相。8日は参議院本会議での代表質問に臨みました。

 立憲民主党・田名部匡代 参院幹事長
「“フライング解散宣言”で何より問題なのは、国権の最高機関である国会の首班指名を軽んじ、天皇陛下による総理任命と衆議院解散の国事行為を愚弄した憲法違反の疑いのある越権行為だということです。フライングしちゃったでは済まされないんです」

 石破首相は当初、「予算委員会で論戦を行ってから」と述べていた衆議院解散を手のひら返しで表明。9日、解散に踏み切るとみられます。

 石破首相
「国民の皆様の納得と共感を得て、全ての人に安心と安全を実感していただけるよう、誠心誠意、取り組んでまいります」

 10月27日に投開票が予定されている衆議院選挙。いわゆる“裏金議員”への対応についても注目されています。

 自民党は“裏金議員”の選挙での扱いをめぐり、党員資格停止の処分を受けた3人と、役職停止処分が続き政治倫理審査会に出席していない3人について、非公認とする見通しです。

 さらに、処分を受けた議員のうち、説明責任が果たされていないと判断された議員も非公認にするとしています。

 一方、処分を受けなかった議員も含め、その他の“裏金議員”約40人については公認。ただ、比例代表での重複立候補は認めないとしています。

 この方針に野党側は…。

 立憲民主党・田名部匡代 参院幹事長
「議員の聴取もせず、そのまま公認されるのですか? まさか、当選の可能性の『ある』『なし』で判断されることはないと思いますけれども」

 石破首相
「各選挙区の事情、当選の可能性などを踏まえ、適切に判断をしていくことになりますが、最終的な公認権者は総裁である私であり、不記載があった議員については、引き続き適切な方法で地元の理解が得られているかなどを判断いたしてまいります」

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