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災害廃棄物が復興の“足かせ”に…人手不足も課題 穴水町から中継

2024年2月8日 16:40
災害廃棄物が復興の“足かせ”に…人手不足も課題 穴水町から中継
能登半島地震では、5万9000棟近くの家屋が全壊などの被害を受け、壊れた建物などが復興の足かせとなっています。石川県穴水町から中継です。

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地震の影響で、土砂崩れなどの被害があった穴水町の穴水港に来ています。この港の一角には先月18日から、地震ででた廃棄物などの仮置き場が設置されました。フェンスの間からみえるのは、8日に持ち込まれた災害廃棄物の一部です。

石川県によりますと、穴水町の災害廃棄物は27.5万トンと推定されていて、これは年間のゴミ排出量の96年分に相当するということです。

この場所では午前9時から午後3時まで廃棄物を受け入れていて、8日も多くの住民が訪れていました。

災害廃棄物を持ち込んだ人
「あとたぶん2台か3台分あるんじゃないかと。重たいものだと若い人がいればいいけど、いなかったらなかなかのせることできないですね」「大事なもの、先祖のもの、大事に持ってた。茶わんだけで6回、まだまだ半分もいかない。1日2回運べたらいい方」

――廃棄物の持ち込みにはどのような課題がある?

管轄する方に話をうかがうと“人手不足”が課題だといいます。

7日だけでも廃棄物を持ち込んだ車はおよそ300台、8日も取材中に車の列ができる場面がありました。廃棄物の荷降ろしは手作業で行うため、金沢市や富山県など別の地域から作業員を集めていますが、作業が追いつかないことがあるということです。

少しでもスムーズに作業をすすめるためにも、「燃えるもの」と「燃えないもの」を分別して持ち込んでほしいと話していました。

回収方法は自治体によって異なるので、住んでいる自治体の情報を確認することが大切です。
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