羽生選手の演技時間に水道使用量減少!データで読み解くフィギュア男子の注目度
日本のみならず世界中が熱視線を注いだ2月8日のフィギュア男子ショートプログラム。試合時間の水道使用量のデータを分析すると、興味深い結果が浮かび上がってきました。
■男子ショートプログラムで水道使用量が減少
分析したのは、2月8日ショートプログラムの時間帯に、東京23区内でどれくらい水道が使われたのかを表すデータです。
大会直前の標準的な日の3日間の平均データと比較すると、ショートプログラムが行われた時間帯は、全体的に水道使用量が減っていることがわかります。
■注目選手の演技時間にできた2つの「くぼみ」
特に顕著なのは午後1時半頃と午後2時過ぎに、水道使用量が大きく減ったことを示す2つの大きな「くぼみ」。
まず、1つ目のくぼみ。
午後1時20分頃に演技を開始した羽生結弦選手、そして羽生選手の次に演技をした宇野昌磨選手の演技時間とちょうど重なるようにして水道使用量が減っていることがわかります。
特に、羽生選手が演技を終え得点結果を待つ午後1時24分には、同じ時刻の平均使用量を100とすると、水道使用量は約8.9ポイントも減少しています。
そして、2つ目のくぼみ。
午後2時5分頃に演技を始めた鍵山優真選手から、その次に演技をしたアメリカ代表ネイサン・チェン選手の演技時間に、水道使用量が再び大きく減少しています。
鍵山選手が演技中の午後2時7分には、同じ時刻の平均使用量を100とすると約7.3ポイント減少しました。
■水道の使用量、ナゼ減った??
洗濯、炊事、トイレなど、様々な用途で使用される水道。
東京都水道局の担当者は「大会直前の標準的な日の配水量に比べて、水道使用量が一時的に大きく減少したのは、多くの方々がテレビを観戦したためと推測されます」と話しています。
ショートプログラムが行われた時間帯は、美しい演技を目に焼き付けようと、多くの人がテレビの前などで演技に釘付けになっていたとみられ、改めて注目度の高さがわかる結果となりました。
2月10日に控えるフィギュア男子のフリープログラム。
メダル争いの行方に、この日も多くの人の視線が集まりそうです。
「データ提供:東京都水道局」