ジャニーズ事務所の性加害問題に関連して、政府は男性からの相談を受け付ける専用窓口を新設しますが、来月下旬のスタートを目指していることがわかりました。

先月、政府が取りまとめた、こどもや若者の性被害防止に向けた緊急対策パッケージには、「男性・男児のための性暴力被害者ホットライン」の新設が盛り込まれています。

29日朝の会見で、小倉こども政策担当大臣は「来月下旬には、実際に相談を受け付けることができるよう、準備を進めている」と述べました。

窓口では、男性・男児の性被害の知見をもつ相談員が対応し、相談者の意向を尊重しながら話を聞き、相談内容に応じて、専門機関を案内するなどの支援を想定しているということです。

男性の性被害当事者からは「加害者の性別や被害者の性自認などによって、個別の配慮が必要だ」として、相談員の性別などを選べる体制を求める声もあがっています。