初の“非正規春闘” ABCマートやベイシアなど9社から「賃上げ」回答
非正規雇用の労働者らの賃上げを求めた“非正規春闘”で、小売業など9社から賃上げなどの回答が得られたことがわかりました。
「非正規春闘」は、全国17の労働組合が参加し、非正規雇用で働くパートや契約社員らの賃上げ交渉などを企業側に求めたもので、今年初めて行われました。
実行委員会は26日、これまで36社に申し入れを行い、このうち9社から賃上げや一時金支給などの回答が得られたと発表しました。靴の小売り大手「ABCマート」がパートおよそ5000人の6%の賃上げを、総合小売業の「ベイシア」がおよそ9000人のアルバイトの5.44%の賃上げをするなどと回答したということです。
実行委員会は、「1人の組合員の声で、全体(の賃金)が上がったのは、すごく可能性のある話だ。来年以降も、交渉先の企業を増やして継続していく」としています。