宝塚歌劇団の理事を退任へ 親会社「会長」が引責
宝塚歌劇団の俳優の女性が死亡した問題で、歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社「阪急阪神ホールディングス」の角会長が歌劇団の理事を退任する意向であることがわかりました。
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遺族代理人・川人博弁護士(遺族側の会見、去年11月)
「約1か月半、わずか1日3時間程度の睡眠しかとれない状況が続き、加えて上級生のパワハラもあり健康を損なって亡くなった」
去年9月、宝塚歌劇団の宙組に所属する女性が死亡した問題。遺族側は歌劇団での「過重労働」と「上級生からのパワハラ」が原因だったと訴えています。
当初、歌劇団側は上級生によるパワハラの存在を否定していましたが、今月に入り事態は一転。23日に“パワハラにあたる行為があった”と遺族側に伝えていたことがわかったのです。
こうしたなか、関係者への取材で、歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社・阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が、歌劇団の理事を退任し、運営から退く意向であることがわかりました。
角会長は管理体制に不備があった責任をとり遺族側に謝罪する意向です。