天皇皇后両陛下 国宝「曜変天目」など展示の特別展を鑑賞「美しいですね」「なぜ内側だけが…」
天皇皇后両陛下は、16日、国宝の茶わん「曜変天目」などを展示する特別展を鑑賞されました。
天皇皇后両陛下は16日午後7時過ぎ、東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館を訪れ、創設130周年と新美術館開館の記念特別展を鑑賞されました。
両陛下は、中国で12世紀から13世紀に作られた国宝の茶わん「曜変天目」などを熱心に御覧になりました。
完全に近い形で現存する曜変天目は3点といわれ、全てが国宝に指定されています。天皇陛下は「美しいですね」「濃い色がよく出ていますね」と感想を述べ、皇后さまは、「なぜ内側だけがこういうふうに」と釉薬(うわぐすり)の成分について質問されていました。
両陛下は鑑賞後、「素晴らしい展覧会でした」と述べ、「どうぞお体に気を付けて」と言葉を掛けられていました。