廃墟ホテル「立ち入らないで」 2年間で30人摘発…警察も対策強化
有刺鉄線が張り巡らされた建物。窓はいくつも割れ、壁には無数の落書きがあります。
“心霊スポット”として知られている、岡山県倉敷市に建つ廃墟となったホテルです。25年ほど前に閉鎖されましたが、“肝試し”などで、無断で立ち入る人が後を絶たないといいます。
先月には、サバイバルゲーム目的で侵入した3人が現行犯逮捕されました。去年までの2年間で、不法侵入などで30人が摘発されました。そこで、警察が動く事態になりました。
岡山県児島警察署・山室浩之刑事官
「ここに侵入した者がほかに新たな犯罪に巻き込まれるということもあります」
去年10月から施設管理者などと警察が連携を図り、対策を強化しました。県道沿いの駐車スペースなどを封鎖したほか、立ち入り禁止の看板などを増やしたということです。