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沖縄県が国交相裁決“取り消し”求め…辺野古埋め立て“設計変更”抗告訴訟・第1回口頭弁論

2023年2月8日 17:13
沖縄県が国交相裁決“取り消し”求め…辺野古埋め立て“設計変更”抗告訴訟・第1回口頭弁論

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立ての設計変更を巡る抗告訴訟で、第1回の口頭弁論が開かれました。

この裁判は、辺野古の埋め立て工事の設計変更の申請を不承認とした沖縄県の処分を、国土交通相が裁決で取り消したのは違法だとして、沖縄県が行政事件訴訟法に基づき国を訴えたものです。

那覇地裁で8日に開かれた第1回の口頭弁論では、県側の代理人が、「不承認処分をなした知事の判断に裁量の逸脱や濫用はない」として、国交相裁決の取り消しを求める訴えの要旨を陳述しました。

これに対し、国側は「法律は都道府県が抗告訴訟で裁決の適法性を争うことを認めていない」として、訴えの却下を求めました。

次回は4月26日に弁論が開かれます。

一方、この裁判とは別に、沖縄県が地方自治法に基づいて裁決の違法性を国と争っている関与取り消しを求めた訴訟は、福岡高裁那覇支部で来月16日に判決が言い渡される予定です。