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台風第11号に関する総合情報(16:06)

2022年8月29日 16:06

気象庁によると、強い台風第11号は29日夜のはじめ頃にかけて小笠原諸島にかなり接近するでしょう。小笠原諸島では暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。また、大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 強い台風第11号は、29日15時には、父島の東北東約100キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径75キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風は29日夜のはじめ頃にかけて小笠原諸島にかなり接近するでしょう。その後も台風は西へ進み、31日から9月3日にかけて非常に強い勢力となり、沖縄地方へ接近する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 小笠原諸島では30日未明にかけて暴風となり、うねりを伴って大しけとなるでしょう。特に29日夜のはじめ頃にかけては一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散するおそれもある猛烈な風の吹く所がある見込みです。沖縄地方では31日に大東島地方を中心に一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける所がある見込みです。
 30日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  小笠原諸島  35メートル(50メートル)
 30日にかけて予想される波の高さは、
  小笠原諸島  8メートル
 31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方   30から40メートル(40から60メートル)
 31日に予想される波の高さは、
  沖縄地方   9メートル
の見込みです。
 小笠原諸島や沖縄地方では不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。沖縄地方ではうねりを伴った高波に厳重に警戒し、小笠原諸島ではうねりを伴った高波に警戒してください。

<大雨>
 台風周辺の発達した雨雲により、小笠原諸島では30日未明にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
 30日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  小笠原諸島      150ミリ
の見込みです。
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

<高潮>
 小笠原諸島では台風の影響で29日夜遅くにかけて潮位が高くなる所があるでしょう。高潮に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和4年 台風第11号に関する情報(総合情報)」は、29日23時頃に発表する予定です。