10日に投開票された大阪府交野市議選をめぐり、大阪維新の会所属の大阪市議が選挙掲示板の画像を加工してSNSに投稿し、維新候補への投票を呼びかけていたことがわかりました。

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SNSに投稿されたのは、落書きをされたような選挙掲示板の画像です。大阪維新の会の公認候補のポスターだけを緑色の太線で囲み、それ以外の候補のポスターは緑色に塗りつぶされていました。（現在は削除済み）

10日に投開票された大阪府交野市議選の前日に、維新候補への投票を呼びかけるため、投稿されていたことがわかりました。

投稿したのは、かつて大阪市議会の議長を務めた、大阪維新の会所属の本田リエ大阪市議です。12日朝、本田市議が取材に応じました。

大阪維新の会　本田リエ大阪市議（大阪市内　午前9時半ごろ）
「たくさんの候補者がいたことと、維新が固まっていなく、わかりづらかったので、まずその（維新の）5人の候補者を、スマホで指で囲ってみたのですが、囲うと隣の人のポスターが消えてしまったので『これはアカンな』と思って全体、維新以外を指で塗りつぶした」

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交野市議選挙は定数15に対し22人が立候補。維新からは、5人が出て3人が当選。現職2人が落選しました。

交野市の選挙管理委員会は、「掲示板への直接の書き込みではないため、今回の件が公選法違反とまでは言えない」とする一方、「道義的に問題がある」としています。市には選挙妨害などを指摘する苦情が、約30件寄せられているということです。

大阪維新の会　本田リエ大阪市議（大阪市内　午前9時半ごろ）
「顔にね、眉毛足したり目をつぶしたりというんやったら悪意というのはわかるんですけど、正直囲っただけ。不快に思ったんだな、雑な仕上げで申し訳なかったな」

本田市議によると、今回の件について党の横山幹事長から電話で注意をうけたということです。