能登半島地震で被災 東京に避難していたペンギン7羽、能登へ帰る
能登半島地震で被災した「のとじま水族館」から東京に避難していた7羽のペンギンが、8月30日に能登へ旅立ちました。
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30日朝、開園前の東京・すみだ水族館。7羽のペンギンが旅立ちの日を迎えました。
飼育員
「どこいくかな。気になるね」
行き先は能登。約7か月ぶりに帰るのです。
飼育員
「さみしい。涙がちょっと…」
能登半島地震で、のとじま水族館は被害を受けました。ペンギンは安全を確保するため、すみだ水族館に2月に避難してきました。最初は環境に慣れるのにやっとの日々でしたが、8月26日には、お客さんの前で元気な姿を見せました。
東京の生活に慣れはじめると同時に、のとじま水族館の営業が一部再開。飼育体制が整い、能登へ戻れることになったのです。当初、台風10号の接近に伴い、日程の変更も検討されていましたが、安全と判断され、30日に飼育員らから送り出されました。
飼育員
「そわそわ。悲しいね」
ついに出発の時間に。
飼育員
「いってらっしゃい!」
「無事につきますように」
ペンギンは石川県へ、旅立ちました。
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そして30日午後3時半ごろ、約8時間半の移動を終え、無事、のとじま水族館に到着しました。早速、プールでリラックスする様子も。
のとじま水族館 飼育員
「みんな元気そうで一安心。大人の姿になって戻ってきていたので、ぜひ見に来てくださるとうれしい」
再び、能登で次の一歩を踏み出した7羽。今後、体調に問題がなければ、“復興のシンボル”として笑顔を届けることになりそうです。