台風第6号に関する情報（22:59発表）
気象庁によると、沖縄地方は再び暴風域に入り、猛烈な風が吹いて、猛烈なしけとなっています。台風は5日から6日にかけて沖縄地方や奄美地方にかなり接近し、奄美地方でも5日未明には暴風域に入り、5日昼前には猛烈なしけとなる見込みです。南西諸島では、6日にかけて暴風や高波、高潮に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
大型で強い台風第6号は、4日22時には久米島の北西にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は強い勢力を保ちながら、5日から6日にかけて沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。その後、台風は日本の南の海上を北上し、西日本に接近するため、台風が近づく前から降水量が増えてくる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
沖縄地方では、猛烈な風が吹いて、猛烈なしけとなっています。奄美地方では非常に強い風が吹いて、大しけとなっています。
台風は、5日から6日にかけて沖縄地方や奄美地方にかなり接近し、奄美地方でも5日未明は再び暴風域に入り、猛烈なしけとなる見込みです。南西諸島では、5日から6日にかけては飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹くでしょう。沖縄地方では6日にかけて、奄美地方では5日から6日は猛烈にしける見込みです。九州南部でも5日から6日は非常に強い風が吹き、猛烈にしけるでしょう。
4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 30メートル(45メートル)
奄美地方 23メートル(35メートル)
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、沖縄地方 30メートル(45メートル)
九州南部 20メートル(30メートル)
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、沖縄地方 30から40メートル(40から60メートル)
九州南部 20から24メートル(25から35メートル)
の見込みです。
4日に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方 9メートル
奄美地方 6メートル
5日に予想される波の高さは、うねりを伴い
奄美地方、沖縄地方 11メートル
九州南部 7メートル
6日に予想される波の高さは、うねりを伴い
奄美地方 11メートル
沖縄地方 10メートル
九州南部 9メートル
の見込みです。
不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
<大雨・雷・突風>
台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方や奄美地方では雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
6日0時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
奄美地方、沖縄地方 200ミリ
九州南部 150ミリ
7日0時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
奄美地方 200から300ミリ
九州南部、沖縄地方 100から200ミリ
四国地方、九州北部地方 100から150ミリ
東海地方、近畿地方 50から100ミリ
8日0時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方、近畿地方、四国地方、九州南部、奄美地方
200から300ミリ
九州北部地方 100から200ミリ
沖縄地方 50から100ミリ
の見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
また、西日本から東日本の太平洋側では、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、台風が近づく前から雨が降り、南東斜面にあたる地域では総雨量が多くなるおそれがあります。
<高潮>
台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄地方や奄美地方では潮位が高くなる所があるでしょう。沖縄地方では5日にかけて、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重に警戒してください。
[補足事項]
今後の台風情報、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和5年 台風第6号に関する情報(総合情報)」は、5日5時頃に発表する予定です。
