柿沢未途議員の秘書に任意で事情聴取 東京地検特捜部
東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反の疑いで、16日に自民党の柿沢未途議員の地元事務所などを家宅捜索した東京地検特捜部が、柿沢議員の秘書に任意で事情聴取したことが関係者への取材で分かりました。
特捜部は16日、公職選挙法違反の疑いで、柿沢未途議員の地元事務所などに家宅捜索に入りました。
その後の関係者への取材で、特捜部が16日、柿沢議員の秘書に任意で事情聴取したことが新たに分かりました。
柿沢議員は、木村弥生前江東区長を支援していましたが、選挙前、柿沢議員の秘書らが一部の区議に、1万円から20万円の幅で現金の配布を行っており、自民党系の区議には一律20万円を配ろうとし、少なくとも2人が受け取り、複数が受け取りを断ったということです。
秘書は特捜部の任意聴取に対し、「ちゃんと領収書をもらっている」などと違法性はないと説明したということです。特捜部は、現金の趣旨などを慎重に調べるものとみられます。