「パナソニック」ヘアドライヤー広告差し止め裁判、ダイソンの訴え退ける 実験結果の「信用性に疑義」 東京地裁
「パナソニック」のヘアドライヤーの広告が消費者に誤解を与える内容だとして、ダイソンが広告の差し止めなどを求めた裁判で、東京地裁は27日、ダイソンの訴えを退け、パナソニックが勝訴しました。
この裁判は、パナソニックのヘアドライヤー「ナノケア EH-NA0G」の広告をめぐり、性能などの表示が消費者に誤解を与え、不正競争防止法に違反するとして、ダイソンが広告の差し止めなどを求めていたものです。
東京地裁は27日の判決で、ダイソンの訴えを退け、パナソニックが勝訴しました
裁判で、ダイソン側は大学の研究者に委託した実験結果などをもとに、水分発生量などの広告表示が不正確だと主張していました。
しかし、東京地裁は、この実験結果について「信用性に疑義がある」と指摘し、「商品の品質について誤認を生じさせる広告であるとは裏付けられない」としました。
判決を受け、ダイソンは控訴の手続きを行う予定だということです。