臨時PCR検査センター設置へ 墨田区訓練
東京・墨田区は新型コロナウイルスの感染再拡大に備え、区内の病院が導入した移動式医療施設を活用し臨時のPCR検査センターを設置・運営する訓練を行いました。
墨田区の東京曳舟病院が先月導入した移動式医療施設は、肺炎なども調べられるCT検査と、PCR検査などの生化学検査の機能を世界で初めて同時に搭載しています。
主に災害時の運用が想定されていますが、新型コロナの感染拡大時には臨時のPCR検査センターとしても活用できます。
27日は、病院と墨田区から約20人が参加し、設置と運営の方法を確認しました。
墨田区保健所・西塚至所長「コロナの診断、また肺炎などの状況・重症度が15分ぐらいの流れの中でわかるということなので、早く医療につなげられる。医療施設・病院が出向くということは大きいなと思っています」
墨田区は、この移動式医療施設を高齢者施設などに派遣することで、新型コロナの検査や重症度の判定などクラスター対応にも役立てたいとしています。