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2022年1月7日 19:43

オミクロン株の症状は?自宅療養への備えは

オミクロン株の症状は?自宅療養への備えは
(c)NNN

新型コロナウイルスの感染が急拡大している沖縄では7日、新たに感染者数が1400人を超えました。沖縄のデータからオミクロン株の特徴がみえてきたので、詳しくお伝えします。

■沖縄、広島・山口に「まん延防止」

6日、全国で確認された感染者は4474人でした。4000人を超えたのは、2021年9月18日以来です。沖縄、山口では過去最多となりました。

感染拡大を受けて、政府は沖縄・広島・山口の3県に、まん延防止等重点措置を適用することを決定しました。期間は、1月9日から31日までとなります。

■オミクロン株の具体的な症状は?

感染拡大する中、6日、厚生労働省の専門家会議は「オミクロン株への置き換わりが進み、今後さらに感染が急拡大するおそれがある」と懸念を示しました。会議では、オミクロン株が占める割合が報告されました。12月27日から1月2日まで、全国のおよそ2000人の感染者に行った変異株の検査で、オミクロン株の疑いがあるとの結果が出た人は、46%と半数近くで、感染が急拡大している沖縄では、7割を超えていたということです。

沖縄の感染者のデータをもとに症状についても詳細が分かってきました。1月4日時点の感染者の症状では、675人中、無症状・軽症は92.3%にのぼり、中等症以上は7.7%、重症は0.0%と、あまり重症化しないことが分かりました。

“軽症”がポイントです。会議では「比較的何らかの症状がある人が多い」と指摘されています。

1月1日までに沖縄で診断したオミクロン株の感染者50人を調査すると、具体的には37.5度以上の発熱が72%、せきが58%、全身のけん怠感が50%、のどの痛みが44%、鼻水・鼻づまりが36%、関節痛が24%でこうした症状が多かったということです。無症状は4%しかいませんでした。また、嗅覚・味覚障害は2%で、専門家は「風邪のような症状が多い」と指摘しました。

『味覚があるからコロナではない』と思ったというのは、現在はちょっと違うということが分かります。

■自宅療養に備えておくべき3点

今後、症状によっては自宅療養する方も増えてくると見られています。。厚労省は、オミクロン株の感染者について、これまで全員入院としていましたが、5日、症状に応じて宿泊施設や自宅での療養も可能としました。体制が整っていることを条件に、自治体の判断となるわけですが、今、私たちができることは何か。厚労省の専門家会議のメンバーで公衆衛生が専門の和田先生に話を聞きました。

国際医療福祉大学 医学部公衆衛生学・和田耕治教授
「オミクロン株の感染では、重症化して入院になる可能性は低いことを考えると、これまで以上に自宅という場所を活用していただくということです。外に出られなくなってしまいますので、例えば、家に食べ物がない場合にはどうするかというのは、課題になっています」

和田先生は、自宅療養に備えておくものとして、主に次の3点を挙げました。

1.最低でも3日分の食料。水分の他、やわらかくて食べやすいものがいいということです。果物のような普段の風邪とかの時に準備するものと同じようなもので大丈夫だということです。

2.医薬品、解熱剤。ワクチンの副反応でも使ったと思いますが、十分な量があるか確認を。

3.体温計。電池などもすぐに手に入らないかもしれないので、確認を。

■家族間での注意点は?

和田先生によりますと、自宅療養で、同居している人に感染させたくないので、宿泊施設に行きたいとか、入院したい、という人がいますが、『誤解がある』ということです。

オミクロン株の潜伏期間は3日ぐらいで、発症した日の前後2日間が1番ウイルスが多いといいます。コロナだと診断された時に家族に感染予防となっても、すでに感染が起きている可能性もあります。

このため家族間で日々、症状がないか確認して、『具合が悪い』と、知らせることが大事です。発熱、せきなど症状あれば、その時点で距離をあけるとか、対策をとっていくことが重要ということです。『過小評価しないこと』そうしないと短い間で感染が広がってしまうリスクがあるということです。

和田先生は、年末年始の感染拡大がみえてくるのはこれからだと警戒感を示しています。3か月間、ワクチンのおかげもあって落ち着いてきたところに急拡大しています。意識を変えていけるかどうかが課題といえます。

(1月7日午後4時30分ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)