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どうする?感染して自宅療養になったら…

2022年1月13日 1:24
どうする?感染して自宅療養になったら…

去年8月、新型コロナウイルスの第5波では、自宅療養者への往診が行われていました。感染者が増えれば増えるほど、こうしたケースが想定されます。もし明日、自分が感染して自宅療養することになったら、どうすればいいのでしょうか?容体が急変した時の体制は、大丈夫でしょうか?

■第5波との違いは?3つのポイント

小栗泉・日本テレビ解説委員
「その点、3つのポイントから見ていきたいと思います。まずは期間について、これは症状があるか、ないかで変わってきます。症状がある場合は、発症から10日間が経過して、かつ、症状が無くなって72時間がたてば、検査なしで療養を解除することが可能となります。一方、症状がない場合は、検体を採取した日から10日間がたてば、検査なしで療養が解除ということになります」

有働由美子キャスター
「症状がある・なしでルールが違うんですね」

小栗
「二つ目、療養中に健康観察を受ける時、第5波と違いがあります。これまでは陽性となったら、保健所からの連絡を待って、容体の確認などが行われていましたよね。ただ、この場合、感染者が増えると対応が追いつかなくなってしまうケースも多く見られましたので、今は、保健所と医療機関が役割分担をすることになったんです。東京都医師会の場合、患者への健康観察を保健所だけではなく、検査した医療機関も行えるとしています」

有働
「もう一つ心配なのが、自分の容体が急変したときの体制というのは大丈夫なのかという点…?」

小栗
「例えば千代田区の場合で見てみましょう。第5波の経験を生かして、保健所の『対応マニュアル』が決まっているんです。医療機関からの陽性者の届けが、1日平均5件を超えたら、保健所が各所にアラートします。また、1日平均10件を超えると、訪問看護や薬局がいつでも稼動できる体制になっています。各自治体でこうした対応が進められています」

■“病床ひっ迫”今は聞かないけど…準備は今のうちに

有働
「辻さんは、現状どういうふうにみていますか?」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(『news zero』パートナー)
「“病床のひっ迫”自体は、今はまだ聞かないですけど、感染者数の母数が増えれば、相対的に悪化する人も増えてくるわけですから、今が分岐点だなと感じます」

「私の会社も出社してOKだったのを、今週から原則在宅ワークに戻しました。入院先が見つからずに、亡くなってしまう人がいた時期も実際あったわけですから、あの時から国や自分の自治体の対策がどう改善されているかというのは、知っておかないといけないなと思います」

有働
「そうですよね。大事ですよね。今回の波は、いつ自分や家族が感染してもおかしくないので、準備は今のうちにしてください。最低でも、3日分の食料、持病の薬・解熱剤など医薬品、体温計や電池なども忘れずに。災害だと思って、ぜひ備えていただければと思います」

(1月12日放送『news zero』より)