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受験生の本音は?“感染救済措置”に困惑も

2022年1月14日 0:26
受験生の本音は?“感染救済措置”に困惑も

15日から行われる大学入学共通テスト。新型コロナウイルスに感染し、テストを受けられない受験生への救済措置をめぐり、困惑が広がっています。受験生からは「不平等」という声も。一方、大学側も直前のルール変更への対応に追われました。

     ◇

13日午後6時ごろ、東京・中野区の個別指導塾では、受験生がラストスパートで勉強をしていました。

東京工業大学を目指す受験生(18)
「早稲田の過去問をやってたんですけど」

記者
「何書いてあるのか全然わからない…」

東京工業大学を目指す受験生(18)
「でも、これは工夫したら、もっと早くできたはず」

15日に迫る大学入学共通テスト。目前に控える受験生からは――

共通テストを控える受験生(18)
「前例がないので、一概に不平等か平等かわからないんですけど、『やっぱり不平等』ってなっちゃうんじゃないかなと」

コロナに感染し、テストを受けられない受験生への“救済措置”をめぐり、困惑が広がっているのです。

通常は、「共通テスト」と「各大学で行われる個別入試」をあわせて合否を判定することが多いのですが、文部科学省は、感染して仮に共通テストを受けられなくても、個別入試のみで合否を判定するよう、大学に求めました。さらに、それでも受験できない場合は、面接や小論文など、再度の追試の機会を設けることも大学に要請しています。

共通テストを控える受験生(18)
「僕もできるなら(共通テストで苦手な)文系科目を受けたくないという気持ちもあるので…。共通テストが苦手な子、得意な子がいると思うので、(個別入試だけの合否だと)差がどうしても生まれてしまうんじゃないか、すごく心配ではあります」

     ◇

一方、直前のルール変更への対応に追われる大学側は――

東京経済大学 入試課長
「あちらが無症状の濃厚接触者の(共通テスト会場の)別室です。一般の方とは建物ごと、動線をわけています」

東京経済大学では、感染者や濃厚接触者、体調不良者が出た場合などは想定し、準備を進めていましたが、再度の追試の扱いについては想定外だったということです。

東京経済大学の入試課長は「可能・不可能の判断もあるし、公平性も考えないといけないし、課題がたくさん想定されるので、新たな(試験)問題を今からって(いうのは)、この時期ですと、なかなか難しいとは思います」と話しました。

(1月13日放送『news zero』より)

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