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“冬の嵐”各地で大雪 車のトラブル相次ぐ

2022年1月14日 20:20
“冬の嵐”各地で大雪 車のトラブル相次ぐ

冬の嵐の影響で猛吹雪になるなど、14日は各地で大荒れの天気になりました。富山県高岡市で13日、道路を歩いていた61歳の男性が除雪用の車にはねられ死亡するなど、大雪による車のトラブルが相次いで起きました。

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列島を襲った“冬の嵐”。群馬・嬬恋村では14日午後5時すぎ、バス停の根元が隠れてしまうほど、雪が積もっていました。また、北海道・稚内市では最大瞬間風速23.1メートルを記録しました。

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大雪の影響は各地に広がりました。北海道・札幌市では今シーズン一番の積雪を記録しました。(積雪75センチ 午後5時)

新千歳空港では13日、出発便と到着便合わせて60便が欠航し、約200人が空港内で一夜を明かしました。

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13日夜、除雪が追いつかないほどの大雪が降ったとして「顕著な大雪に関する情報」が発表された富山・砺波市。一夜明け、市内を走る高速道路では、激しい渋滞が起きていました。

富山・高岡市では13日夕方、道路を歩いていた富山・射水市の坂下一彦さんが、除雪用の車にはねられ死亡しました。現場は当時10センチほどの雪が積もっていて、歩道は除雪されていなかったとみられています。

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観光名所が集まる京都市内の中心部では、一面の“銀世界”が広がりました。その貴重な光景を、写真におさめる人の姿も見られました。

京都では14日午前0時過ぎに、雪が積もり始め、午前9時に8センチの積雪を観測しました。京都で積雪が8センチに達したのは、実に5年ぶりのことです。

街の人
「きれいですね。やっぱり雪は。なんかイヤなものが流れていく気がします」

ただ、あまり雪に見とれすぎると――

街の人
「滑って駅でこけました」

大雪のピークは過ぎましたが、路面の凍結による事故などに注意が必要です。