3年ぶり…夏の高知で「よさこい」開催 初参加の大学生たち、その思いは…
行動制限のない初めての夏。3年ぶりに夏の高知で開催された「よさこい」で踊った大学生たちがいます。初めて参加したその思いを取材しました。
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曲に合わせて鳴子を鳴らし激しく踊る、早稲田大学のよさこいチーム「踊り侍」。
総勢150人。4年連続「優秀賞」を受賞した、実力派チームです。
代表を務めるのは、3年生の高田壮一郎さん。
早稲田大学“踊り侍”代表・高田壮一郎さん
「チームに入る頃には、ほとんどの祭りの中止の連絡があったと思いますし、練習することすら許されていなかった状況」
新型コロナの影響で、高知「よさこい祭り」は2020年、去年と中止。このチームとして、“夏の高知”で踊ったことがありません。
さらにことしはチームでも数人の感染者が出ました。
チームを仕切る学生
「何が起きるか分からない期間だと思います。隣にいる人が いついなくなるかも分からないし、いつ練習がなくなるかも分からないし、もしかしたら…、言わない方がいいですね」
感染が広がることで全員で「よさこい」に参加できなくなるかもしれない。不安を抱えながら、練習を続けるメンバーたち。
早稲田大学“踊り侍”代表・高田壮一郎さん
「高知のよさこいにすごくみんなが夢見ている舞台があるので。その機会をぜひみんなでつかみにいきたいって思いがあるので」
高田さんはメンバーを盛り上げながら間近に迫った本番をめざします。
当日。チームは無事、待ち望んだ舞台での踊りに挑みました。
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早稲田大学“踊り侍”代表・高田壮一郎さん
「みんなが夢見た舞台で、この高知という地で踊れて、達成感に満ちあふれて本当にうれしいです」