4年前にも…イワシ大量死 低水温が原因か
北海道・稚内市の海岸で、砂浜に大量のマイワシが打ち上げられていました。撮影された映像では、マイワシは海にも浮かんでいます。
先週、漁協などから大量のイワシが死んでいると通報があり、北海道庁などが調べたところ、宗谷湾の沿岸で10キロ以上にわたってマイワシが打ち上げられているのが確認されたといいます。
実は、マイワシの大量死は4年前にもあり、この時は、寒波や流氷の影響で海水温が急激に低下したことが原因とみられていました。
今回も原因究明のため、死骸のサンプルが水産試験場に運ばれました。
稚内水産試験場・高畠信一さん
「本来マイワシというのは10~20度くらいの水温帯に分布するんですけど、今ここの水温で5度後半くらいまで下がっています。そういう意味では、もうマイワシが生息できる水温ではないので」
水産試験場では、今回も水温の低下が大量死につながったとみて、詳しい原因を調べています。