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見分けつく? 被害相次ぐ「通販偽サイト」消費者庁が注意喚起 “見破る”3つのポイントは

2023年4月28日 19:17
見分けつく? 被害相次ぐ「通販偽サイト」消費者庁が注意喚起 “見破る”3つのポイントは

インテリア雑貨の「Francfranc」や、会員制量販店の「COSTCO」など、公式の通販を装った偽サイトによる被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけています。専門家に、偽サイトを見極めるための「3つのポイント」を聞きました。

   ◇◇◇

人気インテリア雑貨ブランド「Francfranc」の通販サイトには、上部にロゴが表示されています。一方、別のサイトにも、よく似たロゴが…。実は「偽サイト」です。

街の人に、公式サイトと偽サイトを見比べてもらうと――

会社員(20代)
「わからないです」

会社員(30代)
「わからないです。ロゴも同じだし、日本語だし」

一見して見極めが難しいという偽サイト。消費者庁は、インテリア雑貨の「Francfranc」やビーズソファなどで知られる「Yogibo」、会員制量販店の「COSTCO」、そして家電メーカーの「Aladdin」で、公式通販を装った偽サイトによる被害が相次いでいるとして注意を呼びかけました。

全国の消費生活センターなどでは、「注文した商品が届かない」「商品は届いたけど偽モノだった」など、偽サイトをめぐるトラブルの相談件数が2倍近くに増えているといいます。(2021年度:5941件 2022年度:1万1019件 年末時点比)

消費者庁によると、去年1月から先月までの1年3か月で、少なくとも316万円の被害が確認されているといいます。

30代の会社員の女性も「どうしても子どもが小さいので、オンラインショッピングすることが多い。ちょっと不安ですよね」と話していました。

その手口は巧妙で、「インスタグラム」や「フェイスブック」などのSNSに広告が出たり、検索結果で公式よりも上位に表示されたりすることも。さらに「Yogibo」の偽サイトでは、88%の割引など、大幅に値引きして販売しているような表示がありました。

ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、偽サイトかどうかを見極めるには「3つのポイント」があるといいます。

■URLを確認する

まず注目すべきは「.」以降のアドレスです。井上氏によると、通常の会社が使うのは「.com」「.co.jp」「.jp」がほぼ100%で、それ以外ほぼ偽サイト、あるいは怪しいサイトだといいます。

■電話番号の記載があるか

多くの通販サイトは、「0120」「0570」から始まる問い合わせ番号が書かれているといいますが、井上氏は「偽サイトは、ほぼ100%電話の連絡先を記載しない。本当に電話されると困るわけです」と話します。

■大幅な値引きは怪しい

井上氏によると、「本気で売るつもりがないから90%、80%の割引額を提示することができる」ということです。

消費者庁は、手口が巧妙化しているとして注意を呼びかけています。

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