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5秒後に安全システム作動 「安全に飛行が中断できた」 民間ロケット「カイロス」爆発

2024年3月13日 16:10
5秒後に安全システム作動 「安全に飛行が中断できた」 民間ロケット「カイロス」爆発

和歌山県串本町にある国内初の民間ロケット発射場で民間ロケット「カイロス」が打ち上げられましたが、直後に爆発しました。中継です。

民間ロケット「カイロス」は、私がいる場所から1.5キロ先にある発射場から13日午前11時すぎに打ち上げられましたが、数秒後に爆発しました。

「カイロス」は、午前11時1分の打ち上げ直後に空中分解しました。その後、落下した破片が炎上し、消防が消火活動にあたり、午後2時前に鎮火しました。破片はすべて発射台の敷地内に落ち、ケガ人や周辺への被害は確認されていないということです。

「カイロス」を開発したベンチャー企業の「スペースワン」は、「発射の5秒後に自律飛行安全システムが作動し、飛行が中断された」と発表しました。このシステムは、ロケット自身が何らかの異常を確認した場合に大事故を避けるため自ら飛行を中止するもので、スペースワンは、爆発についても「安全に飛行中断ができた」と強調しています。

ただ、どんな異常があったのかについては「今後、原因を究明したい」と述べるにとどめました。

こうしたことから、スペースワンは、今後の打ち上げについては予定通り進めていきたいとしています。