能登半島地震の発生から17日目を迎えました。現在の被害の状況を整理してお伝えします。

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まずは人的被害についてです。大規模火災が起きた輪島市の朝市周辺で新たに10人が確認され、輪島市ではこれまでに98人が亡くなりました。珠洲市では99人が亡くなっています。

今回の地震で石川県内で亡くなった人は、16日より10人増えて232人となりました。

続いて断水の状況です。珠洲市や能登町など、奥能登と呼ばれる地域を中心に6つの市や町でほぼ全域が断水しています。七尾市では、約1万8400戸で水が出ない状況です。

石川県全体では16日と比べて約1310戸の断水が解消されていますが、17日午後2時時点でいまだに約5万900戸が断水しています。

こうした状況に加え、現地では通行止めの道路も多くあり、渋滞も発生しているため、石川県の馳知事は「個人的なボランティアとして能登に入るのは控えて」と呼びかけています。

一方、同じ能登地域にある富山県氷見市では、ボランティア活動が今月9日から始まりました。16日までに300人以上が活動したということです。