観光船事故1週間 女児の祖父、悲痛な思い語る
北海道・知床半島の沖合で観光船が遭難した事故から先月30日で1週間がたちました。行方不明者の捜索が続く中、亡くなった加藤七菜子ちゃんの祖父が報道陣の取材に応じ、悲痛な思いを語りました。
加藤七菜子ちゃん(3)の祖父「(夫婦の)夢だった知床観光のクルーズであった事故です。1日でも早く、1日でも早く私たちの手もとに(孫や息子夫婦を)帰していただきたい」
海上保安庁は、救助された14人のうち、新たに2人の身元を発表。東京都葛飾区に住む35歳の男性と、東京都北区の33歳の男性です。
しかし、いまだ12人の行方がわかっておらず、朝早くから地元の漁船などによる捜索が行われたところ、「KAZU」と書かれた救命胴衣などが見つかりました。
捜索に出た漁師「これ着てたのかなとか。相当冷たい海だからね。1人でも多く、早く見つけてあげたいな」
また、海上自衛隊などは、水中カメラで船体を調査。海上保安庁によりますと、船の後方のドアが開いていて、人影などは確認できなかったということです。
捜索活動や船体の調査は、1日も続けられます。