“ギョーザの街”宇都宮に最新の路面電車 26日に開業! コロナ禍で2度の延期を乗り越え…運転手も涙
26日、“ギョーザの街”として知られる宇都宮市で、黄色い車体の「路面電車」が開業します。路面電車は、宇都宮市から隣の芳賀町まで、全長約15キロメートルを結びます。
26日午前11時半すぎに出発する“一番電車”を運転するのは、武井宏祐(たけい・こうすけ)さん(38)です。
26日に一番電車を運転 武井宏祐さん
「すごく緊張もしております」
乗り物好きだという武井さんは、以前、愛媛県松山市で路面電車の運転士を務め、その後、東京ディズニーランドでアトラクションの運転を担当したといいます。
栃木県宇都宮市に来たきっかけは、何だったのでしょうか。
26日に一番電車を運転 武井宏祐さん
「“ギョーザ”のために来た、って言ってしまえば」
きっかけは “ギョーザ”……!
ギョーザを食べるために宇都宮市を訪れた際、路面電車が開業することを知り、応募したといいます。
武井さんは2019年に入社しましたが、運転士の経験がある人は少なく、仲間の多くは各地の鉄道会社に出向して、運転を学んでいました。
しかし、新型コロナの感染が拡大し、さらに工事の遅れで、開業は2度延期されました。
26日に一番電車を運転 武井宏祐さん
「あのコロナ禍で、長崎とかに送りださなきゃいけなかったんだよ。頑張ってくれていたところに延期って、それを伝えないといけないのは、すごくつらかった」
様々な困難を乗り越え……ようやく迎える開業の日。
一番電車は、26日午前11時半すぎに出発します。(※一般乗車は26日午後3時以降)