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朝青龍の引退騒動、相撲協会が最終報告書

2010年4月23日 17:58

 大相撲の元横綱・朝青龍の引退騒動について、日本相撲協会は23日、文科相あてに最終報告書を出した。引退にいたる騒動のきっかけとなった、朝青龍が知人男性に対して暴力を振るったかどうかについては、わからなかったとしている。

 また、騒ぎの原因については「本人の自覚の欠如と、相撲部屋、日本相撲協会の指導不足により、大相撲道で最も大切にすべき『礼』を、横綱の地位にある者がないがしろにしていた」と分析している。その上で、相撲部屋で力士を指導する親方の能力をレベルアップするために、様々な講習会を開くとしている。

 また、日本相撲協会に危機管理の大切さの認識が薄かったとして、危機管理の担当部門を、興行を行う「事業部」から「生活指導部」に移すといった再発防止策を示した。