気象庁発表の早期注意情報 「高潮」も来月から情報提供開始へ
大雨や暴風など災害に結びつく警報級の気象現象が、5日先までに予想される時に気象庁が発表する「早期注意情報」について、「高潮」についても来月から情報提供を始めることになりました。
高潮は台風や発達した低気圧によって、海面が上昇する現象で、2018年の台風21号では、大阪市で3メートル以上の高潮が観測され、沿岸部で大規模な浸水被害が発生しました。
気象庁は、高潮の予測精度の向上により、台風以外が要因の高潮についても災害に結びつく警報級の高潮となるかどうか具体的に予想することが可能になったことから、「高潮」についても「早期注意情報」を発表して、事前の備えに役立ててもらいたいとしています。
気象庁は現在、大雨、大雪、暴風、波浪の4つの現象について、警報級の現象が5日先までに予想される時「早期注意情報」として発表していますが、これに「高潮」が加わることになります。
「高潮」の早期注意情報は来月8日から運用開始し、気象庁のホームページで確認することができます。