偽造した運転免許証を使って他人になりすまし、住民基本台帳カードをだましとろうとする事件が東京都内で相次いでいることがわかった。

　大田区は１１日、５日に偽造の免許証を提示した男に、住民基本台帳カードと住民票を交付したと発表した。区が免許証の名義人に交付確認書を送ったところ、「身に覚えがない」と連絡があり、発覚した。警視庁によると、住民基本台帳カードは、振り込め詐欺で使用される携帯電話などを手に入れるために悪用された可能性が高いという。

　日本テレビの調べでは、偽造免許証による住民基本台帳カードの交付申請は少なくとも１１区で２６件確認されていて、各区は本人確認を徹底するなど警戒している。