電子たばこ11銘柄からニコチン検出
禁煙意識の高まりなどから注目され、煙の代わりに水蒸気を吐き出す電子たばこの一部の銘柄から、ニコチンの成分が検出されたことがわかった。
国民生活センターが日本で販売されている電子たばこ25銘柄を調べたところ、11銘柄のカートリッジから微量のニコチンの成分が検出されたという。ニコチンは医薬品成分に指定されていることから、これらの商品は薬事法などに違反している恐れがあり、厚労省は業者に指導した。
電子たばこは、禁煙ブームの影響などから近年は人気が高まっている。今回、ニコチンが検出された銘柄だけでも、これまでに100万個以上が販売されたという。
去年からは国民生活センターへの相談件数も増えていて、のどの炎症を訴えるほか、「めまいや吐き気を感じた」などの相談が300件以上寄せられていた。