熊本地震から8年 県内各地で鎮魂の祈り
熊本県内で、関連死を含めて273人が亡くなった熊本地震から、14日で8年となり、鎮魂の祈りがささげられました。
熊本県庁での追悼式には遺族ら28人が出席しました。
2016年4月14日と16日、2度の震度7の揺れに見舞われ、災害関連死を含め亡くなった人は273人、全半壊などの住宅被害は約20万棟でした。
式に出席した宮崎さくらさんは、当時、入院中だった4歳の娘を地震後に亡くしました。
宮崎さくらさん「あのときのことは今でも昨日のことみたいに思い出せますし、つらさは変わらないが、それを持ったまま頑張って生きていくことが上手になった」
45人が犠牲となった益城町では、震災記念公園に献花台が設置されました。
西村博則町長「(熊本地震のとき)ここには300人以上の方が避難。余震のたびに起こる子どもや女性の叫び声や、携帯の警報音を今でも忘れることがありません」
益城町では道路の4車線化工事など災害への備えが進んでいます。