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機影消えた現場付近で「人影らしきもの浮いてる」陸自ヘリ事故

2023年4月9日 0:51
機影消えた現場付近で「人影らしきもの浮いてる」陸自ヘリ事故

今月6日、沖縄県の宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、8日夜、伊良部島北部で「人影らしきものが浮いているのが見える」との通報が、陸上自衛隊から海上保安庁にあったということです。現場で捜索活動が続いていますが、これまでのところ発見にはいたっていません。

この事故は6日午後4時前、宮古島沖の上空で陸上自衛隊のヘリコプターの機影がレーダーから消え消息を絶ったもので、乗っていた陸上自衛隊幹部の師団長ら10人が行方不明になっています。

8日も捜索が続けられていましたが、海上保安庁によりますと8日午後7時半ごろ、一般からの目撃情報を受けた陸上自衛隊から「伊良部島のイグアナ岩付近で、人影らしきものが浮いているのが見える」との連絡があったということです。現場は伊良部島の北部で、6日にヘリコプターの機影がレーダーから消えた地点に近い場所です。

海岸は断崖となっているため地上からの捜索が難しく、午後10時すぎからは海上での救助活動を行う機動救難士2名を乗せた海上保安庁のヘリコプターが上空から捜索を行いました。ヘリコプターによる捜索は午後11時すぎに終了していて、海上保安庁によりますと、これまでに人影らしきものは発見できていないということです。

陸上自衛隊は、24時間態勢で捜索を続ける方針です。