緊急地震速報 予想震度と異なる発表相次ぐ
東日本大震災後、気象庁の緊急地震速報の予想震度が実際の震度と大きく異なることが相次いでいる。
気象庁によると、東日本大震災以降、29日正午までに発表した緊急地震速報45回のうち、30回は予想した震度と大きく異なっていたという。理由について、気象庁は、停電などで被災地の地震計が使えなくなったため、また、余震の数が多くて気象庁のシステムが地震の規模や震度を適切に予想できなくなっているためと説明している。
しかし、気象庁は「緊急地震速報を見たり聞いたりした時は、1~2分程度、揺れから身を守る行動をとってほしい」と話している。