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被災者の声「今、伝えたいこと」

2011年3月30日 22:19
被災者の声「今、伝えたいこと」

 東日本大震災では、いまだ多くの被災者が避難所などで厳しい生活を強いられている。被災者は今、何を伝えたいのか、話を聞いた。

 ◆岩手・陸前高田市の米崎小学校より
 ・佐々木唯羽くん(12)と高橋祐介くん(12)「卒業証書をもらいました。中学校へ行っても、災害に負けずに頑張ります」

 ・菅原沙知さん(12)「私は津波で家が流されてしまったので、早く仮設住宅に住めるようになりたいです」

 ・新沼りくさん(12)「私は柔道着を流されて、洗っても泥が落ちなかったので柔道着が欲しいです」

 ◆陸前高田市の地竹沢公民館より
 ・菅野ゆかりさん(42)「私の娘は重度の障害児です。現在も全介助の生活をしています。全国の方々にたくさんの物資を頂き、本当に感謝しています。今後も障害を抱えて、避難生活をしている皆さん、不安はたくさんありますが、一人で悩まず周りの協力を得て、復興に向けて頑張りましょう」

 ◆宮城・石巻市の商店街より
 ・松村善行さん(67)「泥出しに困っています。若い人の力をぜひ欲しいと思います。スコップとか長靴とか、作業に必要なものが早急に欲しいです」

 ・西條実子さん(81)「年が年ですし、学校の教室でやってますので、一人が風邪だとみんな風邪を引く状態。大変なんです。これから先、どうなるかなと思うとなお不安です。住まいですね。今のところ、住まいが一番欲しい」

 ◆群馬・草津町の「草津グランドホテル」より
 ・福島・南相馬市の井村寛さん(74)「3月20日にこちらに参りまして、今日で10日になりますが、高齢者の方々の医療についてもたくさんのケアを頂いていまして、みなさん楽しく元気に過ごしていますので、ご安心いただきたいと思います」

 ・南相馬市の松田孝子さん(68)「南相馬より避難してきました。いろいろお世話になっております。元気でいますので、安心してください」