生肉の衛生基準適合、表示指導要請~厚労省
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、厚労省は、飲食店が牛や馬の生肉を提供する場合、メニューなどに「衛生基準に従って加工した肉」であると表示するよう求めることを決め、10日に都道府県に指導を要請した。
厚労省は、生肉に関する罰則付きの新たな衛生基準を10月に施行することを目指すが、緊急にこうした対応をとることで消費者の不安を解消し、飲食店の衛生意識の徹底も図りたいとしている。
また、卸売業者と飲食店との契約書などに、卸売業者が肉の表面を削る「トリミング」を行ったかどうかを明記することも求めている。