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厚労省たばこ対策 喫煙後は遠回りで庁舎へ

2016年11月10日 22:02
厚労省たばこ対策 喫煙後は遠回りで庁舎へ

 厚生労働省は、敷地内にある屋外の喫煙場所で喫煙した職員が、庁舎に戻る際、たばこの臭いを消すために遠回りさせる新しいルールを10日から導入した。

 厚生労働省は、庁舎内は全面禁煙だが、2階の屋外に喫煙場所があり、職員も喫煙が認められている。しかし、職員の間から「喫煙した人が、そこからすぐに庁舎の廊下やエレベーターに入るとたばこ臭い」という声があがっていたことから、厚労省は、2階屋外の喫煙場所で喫煙した職員が庁舎に戻る際は、遠回りして外階段で1階に降り臭いを消してから、庁舎に入る新しいルールを10日から導入した。

 また、2階屋外の喫煙場所は、昼休みの時間帯を除いて午前9時半から午後3時まで利用禁止にした。

 厚労省は、4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて喫煙対策を強化する方針で、担当者は「いろいろ意見はあるが、喫煙対策のお膝元なので、やむを得ない」と話している。