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生活保護受給世帯、過去最多を更新~厚労省

2016年11月2日 16:50

 厚生労働省によると、生活保護を受給している世帯は、高齢の受給者の増加をうけて8月に163万6000世帯を超え過去最多を更新した。

 8月に生活保護を受給した世帯は、163万6636世帯で7月より1877世帯増え、過去最多を更新した。受給している人数は214万6143人で、7月より1071人増えた。

 世帯別では、65歳以上の高齢者世帯が増えて、83万4621世帯となり、全体の51.3%を占めていて、特に一人暮らしの高齢者が増えている。次に割合が多いのが、病気や障害者の世帯で26.4%、働く世代を含む世帯が16.2%、母子世帯が6.1%だった。

 働く世代の受給世帯数は7月より182世帯増えていて、増加したのは、2014年12月以来、20か月ぶりだが、厚労省は、「ひと月のみの変化であって、この傾向が続くのか注視する必要がある」としている。