「やらせメール」発覚 九州電力社員は…
佐賀・玄海町の玄海原子力発電所をめぐっては、地元で説明会が開かれた際に、運転再開を容認する立場で会場にメールを送るよう「九州電力」が関連会社などに指示していたことが発覚している。福岡市の九州電力本店では7日朝、社員が重苦しい表情で出勤していたが、メール問題については、一様に口を閉ざした。
国は先月26日、玄海原発の再開について、佐賀市で住民説明会を開いた。この説明会はケーブルテレビなどで中継され、メールで意見を受け付けていた。
九州電力・真部利応社長は6日夜、九州電力の課長クラスの一人が社内と4つの関連会社に対し、原発再開を容認する立場からこの説明会にメールを送るよう指示していたことを認めた。九州電力は7日にも、この社員から聴き取りをするなど調査を始める方針。