汚染水浄化装置で漏水、システムを停止
「東京電力」は12日、福島第一原子力発電所の放射性物質を含む汚染水の処理システムで、フランスの原子力大手「アレバ」の浄化装置で漏えいを確認し、システムを停止した。
12日午前8時40分頃、汚染水処理システムの運転員が制御室のモニターで運転状況を監視していたところ、放射性物質を沈殿させて取り除く装置で漏えいを確認した。このため、東京電力は午前8時51分に装置を停止した。
漏れたのは薬液を注入するホースのつなぎ目とみられ、10日もこの付近で薬液を含む汚染水が漏れたため、接続部分を交換していた。今回も漏れたのは、薬液の混じった汚染水とみられるが、原因などは調査中だという。
現在、1号機から3号機への原子炉への注水は、浄化処理をした水で続けられている。