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新汚染水浄化装置を船積み 東芝などが開発

2011年7月14日 13:39
新汚染水浄化装置を船積み 東芝などが開発

 福島第一原子力発電所で放射性物質を含む汚染水を浄化する装置にトラブルが続いているため、バックアップとなる新たな装置が開発され、14日朝に船積みされた。

 汚染水処理のために「東芝」などが新たに開発した装置は「サリー」と名づけられ、14日朝、横浜市の東芝京浜事業所で船に積み込まれた。「サリー」は、合成樹脂に放射性物質を吸いつけることで、汚染水の濃度を最大100万分の1まで下げることが可能だという。

 現在、汚染水の処理は、アメリカやフランスなどが開発した装置を組み合わせているが、トラブルが相次ぎ、13日も水漏れが発覚したため、装置は再び運転をストップしている。東京電力は、新たに「サリー」を加えることで稼働率を上げたい考え。

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