最高の10シーベルト超計測 排気筒底部で
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「東京電力」は1日、福島第一原子力発電所の敷地内で一時間当たり10シーベルト以上と、これまでで最も高い放射線量を計測したと発表した。
これまでで最も高い放射線量が計測されたのは、福島第一原発1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気筒の底の部分。1日、作業員が計測したところ、線量は一時間当たり10シーベルト以上だった。これは、1分半で作業員の被ばく線量の上限に達する値になる。
東京電力によると、事故直後に原子炉格納容器内の蒸気を外に出すために行った「ベント」という作業の影響も考えられるということで、詳しい原因を調べている。東京電力は、排気筒の周辺を立ち入り禁止にして、今後、放射線を遮へいする作業を行う予定。