九電「証拠隠し」 幹部が資料廃棄を指示
「やらせメール」問題の調査過程で複数の資料が意図的に廃棄された問題で、「九州電力」の幹部が10日、廃棄を指示したことを認め、独断で行ったことを明らかにした。
九州電力の原子力発電本部・中村明副本部長は10日朝、プルサーマル発電の説明会などに関する資料の廃棄を指示したことを認めた。
中村副本部長「個人資料がたくさんあるので、そういうものは外しておくようにと。(Q指示自体が問題では?)問題はあるかもしれないが、個人に迷惑が…」
中村副本部長はまた、「上司から指示を受けたわけではないし、報告もしていない」として、独断だったと話した。資料の廃棄は、やらせメール問題の発覚を受けた社内調査の最中に行われていた。
九州電力は「極めて不適切なものであった」とコメントしている。