官製談合で逮捕の前千代田区議、業者側とは“数年来の付き合い”…他の工事にも複数回入札
東京・千代田区立の学校などの改築工事をめぐり入札情報を業者側に漏えいしたとして逮捕された前千代田区議の男が、業者側と数年来の付き合いがあり、業者は区が発注する他の工事にも複数回入札していたことがわかりました。
警視庁によりますと、前千代田区議の嶋崎秀彦容疑者は区立お茶の水小学校・幼稚園の改築に伴う工事で、業者側に入札価格の情報を漏らすなどした疑いがもたれています。
その後の捜査関係者への取材で、嶋崎容疑者は便宜を図ったとみられる業者2社と数年来の付き合いがあったことがわかりました。この2社は千代田区が発注する他の公共工事にも複数回入札していたこともわかり、警視庁は26日、静岡県の業者に家宅捜索に入りました。
警視庁は、嶋崎容疑者の情報漏えいが常態化していた可能性も視野に調べています。