柿沢衆院議員側から現金20万円“受け取った”自民系区議5人に
東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、柿沢未途衆議院議員側から現金20万円を受け取ったとみられる自民党系の区議が5人にのぼることが関係者への取材でわかりました。
東京地検特捜部は今年4月の江東区長選挙で、木村弥生前区長を支援した柿沢未途議員の地元事務所などに先週、家宅捜索に入りました。
関係者によりますと、柿沢議員は2月に秘書らを集めた会議で、一部の自民党系の地元区議に20万円の現金を配布するよう指示していたということですが、実際に区長選前に柿沢議員側から現金20万円を受け取ったとみられる区議が、5人にのぼることが新たにわかりました。
2人は受け取った後、返却したということで、日本テレビの取材に5人のうち3人は買収の意図は感じなかったなどと話しています。
特捜部は22日、新たに2人の区議の自宅などに家宅捜索に入っていて、現金配布の趣旨など慎重に調べるものとみられます。