東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反の疑いで捜査をしている東京地検特捜部が16日午後、自民党の柿沢未途衆議院議員の地元事務所に家宅捜索に入ったことが、関係者への取材でわかりました。

関係者によりますと、特捜部が公職選挙法違反の疑いで16日午後、強制捜査に入ったのは、自民党の柿沢未途議員の東京・江東区にある地元事務所です。

また、柿沢議員の秘書や、複数の江東区議の自宅にも16日午前、家宅捜索に入ったということです。

特捜部は、今年4月の江東区長選挙をめぐり、先月、江東区役所などに家宅捜索を行うなど捜査を続けており、15日辞職した木村弥生前江東区長を支援していた柿沢議員側は、区長選前に、一部の地元区議に現金を配布していたこともわかっています。

特捜部は、関係先の捜索を行うなどし、現金の趣旨について慎重に調べるものとみられます。