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花粉症 政府がリーフレットを作成し対策呼びかけ 今年のスギの飛散量は去年を下回るもよう

2024年2月2日 18:51
花粉症 政府がリーフレットを作成し対策呼びかけ 今年のスギの飛散量は去年を下回るもよう

スギ花粉の飛散シーズンが近づく中、政府が新たにリーフレットを作成し、花粉症の早期の予防や治療を呼びかけました。なお、今年のスギ花粉の飛散量は去年を下回るとみられています。

環境省と厚生労働省は、花粉症の予防や治療について取りまとめたリーフレットを初めて作成し、1日に公表しました。

花粉症の予防については、以下の対策を推奨しています。

<花粉を避ける>

*顔にフィットするマスクやメガネを装着する
*花粉飛散の多い昼前後と夕方の外出を避ける
*外出を避けテレワークを活用する

<花粉を室内に持ち込まない>

*花粉がつきにくく露出の少ない服装を心がける
*手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
*換気方法の工夫
*洗濯物や布団の外干しを控える

治療については、飛散開始時期や症状が軽いうちから薬の使用を開始することで症状が抑えられるとし、本格的な飛散開始の1週間前までには医療機関を受診するなどし、薬を準備することを呼びかけています。

また、日本花粉学会が去年12月にスギ・ヒノキの花粉飛散量の表示を30年ぶりに改訂し、「極めて多い」を追加しました。


参考:スギ・ヒノキの花粉飛散量の表示ランク(日本花粉学会)

*「少ない」…………………1平方cmあたり10個未満
*「やや多い」………………同10個~29個
*「多い」……………………同30個~49個
*「非常に多い」……………同50個~99個
*「極めて多い(新設)」…同100個以上

環境省と経済産業省は、健康経営を実践する企業向けのポータルサイトで、この花粉飛散情報の活用を呼びかける予定です。飛散量が多い日のテレワーク活用などの対策を促し、花粉症に対する職場の理解や支援につなげるねらいです。

なお、環境省によりますと、去年11月から12月に行ったスギの雄花の調査では、全国的な傾向として、過去10年間と比べると、雄花の着花量が同程度か、やや少なく、2022年と比べると少なかったということです。スギ花粉の飛散量は雄花の着花量にも依存するため、今年の飛散量は去年を下回るとみられています。

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